interview
運転技術と経験を次の世代に繋ぎ
成長の喜びを分かち合えるのが指導運転士の魅力
S.F.
綾瀬営業所 指導運転士
2015年 キャリア入社
高校卒業後、大手飲料メーカーに就職し、27年間勤続。2015年に相鉄バスへ転職し運転士として旭営業所へ配属される。副班長を1年6カ月、班長を3年経験した後に、指導運転士となる。2023年7月より綾瀬営業所に指導運転士として配属され、新人運転士の指導・育成を務める。
運転も立派な接遇の一つ。
お客様が安心できる運転技術を伝えていく
指導運転士として担っている役割を教えてください
新人運転士の指導・教育・育成を担当しています。相鉄バスでは新卒・キャリア入社問わず運転士に向けた研修を用意しており、指導運転士のもとで技術の習得・向上に取り組みます。まずはバスの特性やハンドル、スイッチなどの各種機能について学んだ後、営業所構内を走ったりバックしたりするところから運転の練習を開始。ある程度できるようになったら公道に出て、直進・左折などの基本的な運転から慣れてもらいます。指導時には私も運転士の隣に乗車して、いつでもサイドブレーキやハンドルを操作できる位置から運転を見守っています。しっかりと基礎を身につけた、常に安全運転ができる運転士の育成が私の役目です。
ご自身も相鉄バスにキャリア入社されていますね。転職の理由を教えてください
大型車の運転に憧れていたことがきっかけでした。相鉄バスに入社する前は、飲料メーカーに営業職として27年間勤めていました。営業成績のトップを取るなど一定の達成感を覚えていたところ、組織が大きく変化するタイミングを機に、本当にやりたいことをやろうと思って転職を決めたんです。旭営業所が家のすぐ近くにあったので、相鉄バスのことは以前から知っていました。相鉄グループは神奈川県トップクラスの規模がある企業グループですし、中でも相鉄バスは地域にとって身近な存在です。営業職として培ったお客様に応対する力を活かしつつ、地域や人に直接貢献できると感じて相鉄バスに入社を決めました。
指導運転士として大切にしていることを教えてください
目標に掲げているのは、日本一の接遇ができる運転士を育てることです。運転士から指導運転士への登用試験に挑戦した理由も、相鉄バスを接遇で一番のバスにしたいという思いからでした。接遇の基本は、まずは気持ちのいい挨拶とお客様への気づかいです。そしてお客様への応対や手助けももちろんですが、運転そのものも立派な接遇の一つなんです。たとえばクラッチやブレーキの操作一つでも車体の揺れ方が変わり、お客様の安全や快適さを左右してしまいます。また運転にミスがあれば、お客様に動揺を与えてしまいます。お客様に快適に乗車していただき、何ごともなく目的地にお送りできるような運転を教えることを心がけています。
妻や愛犬と過ごす時間を何よりも楽しみに。
オンオフを切り替えてリフレッシュ
プライベートの時間はどう過ごしていますか?
子供たちはもう独立しているので、最愛の妻と、愛犬である黒のラブラドールと過ごす時間を大切にしています。休みの日は一緒にドッグランや山に行ったり、近所へ散歩に出たりします。夏にはSUPという水上スポーツをしに海へ、冬はスノボをしに雪山へ愛犬と一緒に行きます。初めてペットショップに行ったときにピンときて以来、ラブラドール一筋です。もうすぐ新しいラブラドールを迎える予定なんですよ。
他にはドライブや車中泊、旅行が好きですね。行先は金沢や、仙台、宮城などが多いです。八ヶ岳にも時々行きますね。明るく楽しく前向きに仕事を楽しむため、プライベートの時間も同じように明るく楽しく過ごすようにしています。
アクティブに楽しまれていますね!オンとオフの切り替えはどのようにしていますか?
仕事は仕事、遊びは遊びと気分を切り替えています。休暇を取る際は、指導運転士同士で担当を交代するなどのフォローをし合っているので、安心してプライベートを大切にできます。休みの日は仕事のことを考えないようにして、心身共にリフレッシュすることと、気持ちを明るくすることを大切にしています。愛犬と朝に散歩をしているときも、考えるのは楽しい予定のこと。そうすると気分も上向きになってきますから。その時間を大切にしているからこそ、日々の仕事も頑張ることができます。
愛犬と一緒に楽しみ、成長できるSUPを満喫
夏の楽しみは、愛犬と楽しむSUPです。初めて愛犬をパドルボードに乗せて海に出たときは、早く岸に戻りたがって海に飛び込んでしまったこともありました。今ではすっかり慣れて、ボードの先頭に堂々と立ってくれています。SUPは愛犬と一緒に成長できるスポーツだと感じますね。最近では2歳になる孫も一緒に連れていくようになりました。
未来の教え子たちに伝えたい。
運転士の仕事はたくさんの人が支えてくれることを
指導運転士としての今後の目標を教えてください
運転指導を通じて、現場の運転士の運転技術や安全意識を絶えず向上させていきたいです。そのためには自分自身が運転士の模範となるような指導運転士であり続けなければなりません。常に向上心を持って、これからも自分自身の運転技術や指導技術を高めていきたいと思っています。指導においては、運転士にどう伝えれば伝わり、成長に繋がるのかなど、教える相手の目線に立って細かな部分まで考えてコミュニケーションを取っています。そして何か一つでも上達したら、喜びを一緒に分かち合うことを大切にしています。そうすることでモチベーションを高めてもらい、運転をもっと楽しんでもらいたいですね。
指導している運転士の皆さんはどんな存在ですか?
みんな大切な教え子であり、弟子のように思っていますね。相鉄バスにはお客様からいただいたお褒めの言葉を社員の前で共有する時間があります。そこで私が指導した運転士がお褒めの言葉をもらったと聞くと、自分のことのようにうれしくなります。運転士自身から運行中にお客様に喜んでいただけたことを報告してもらえることもあるんです。教えた基本をしっかりと守って、お客様の安心に貢献してくれたんだなと思うと感慨深いですね。これからも私の技術や知識を、分身のように受け継いでくれる運転士を育てていきたいです。
未来の教え子となる方々に向けて、メッセージをお願いします
バスの運転には大変なことも多くありますが、運転士は決して一人ではありません。日々の仕事の中で互いに助け合っており、運転士同士で苦労もやりがいも分かち合えます。相鉄バスには運転士としての目標もたくさんあります。たとえば運転が上達して班長に昇格すると、高速バスなどの花形車両を運転できるんです。私自身も初めて高速バスを運転したときには、「ここまでできるようになったんだ」と大きな達成感を覚えました。入社前から、乗客だった私から見ても、相鉄バスは神奈川で一番のバス会社だと思っています。そんな地域の顔として働ける喜びと、運転士として成長できるやりがいを一緒に味わっていただきたいと思っています。
当記事の情報は取材時のものです。