interview
現場と本社。両方の視点から
相鉄バスの誇りを継承できる環境を作る
K.I.
本社 係長
2013年 キャリア入社
相鉄線沿線で育ち、旅行会社へ就職。事業縮小を機に大型免許に挑戦し、運転の奥深さに魅了されバス運転士へ転身。現場で運行管理の責任者である助役を務めた後、「より広く人と関わりたい」と本社勤務を志願。現在は労務厚生担当として、社員が誇りを持てる環境作りに奔走する。
偶然の「免許取得」から始まった道。
今では社会インフラを支える役割を担う
前職は旅行会社の企画職と伺いました。運転士に転職されたきっかけを教えてください
前職では、社会情勢によって仕事量が左右される時期が続いたことがありました。そんなとき、妻のペーパードライバー教習に付き合ったついでに「仕事が落ち着いているし、大型免許でも取ってみようか」と軽い気持ちで二俣川免許センターへ通い始めたのがすべての始まりです。
最初は何度も不合格になりましたが、通ううちに大型車両を操る難しさと面白さにのめり込みました。どうせなら好きな接客と運転の両方ができるバス運転士になろうと決意。転職先を考えたとき、幼少期からずっと身近な存在だった地元の相鉄バス以外は思い浮かびませんでした。あのときの「なんとなく」の興味本位が、まさか一生の仕事になるとは…自分でも正直驚いています。
意外なところに今のお仕事との出会いがあったんですね。入社した後のキャリアについても教えてください
毎日お客様から「ありがとう」がもらえる運転士は自分にとって本当に天職でした。順調にキャリアも積み重ね、入社8年目で運行全体の責任者である助役に昇格。責任ある仕事で新たな経験を積む面白さもありましたが、事故処理などのマイナスをゼロに戻す事務作業が増え、少し葛藤もありました。「もっと前向きな形で、人と関わる仕事がしたい」。そう考え年1回の異動面談で本社勤務を希望して任用試験を受けました。異動後は採用担当を経験し、現在は労務担当として組合対応や制度設計を行っています。現場にいたからこそわかる運転士の苦労と、本社で知った会社を支える裏側の努力。その両方の視点を持って働きやすい環境を作ることに、今は大きなやりがいを感じています。
大きなキャリア転換ですね!労務担当に着任されて新たな発見はありましたか?
驚いたのは、競合他社との横の繋がりの強さです。路線に関する紳士協定や、待遇に関する情報交換など、会社を超えて頻繁に連携しています。たとえば退職金制度の見直しなど、自社だけでは判断が難しい課題も、他社の担当者と情報交換を行った上で、時代にあった制度変更を行っています。ときに「時代に合わせてこう変えていけるといいよね」とお互いに知恵を出し合う場面も。会社という垣根を超え、バス業界全体で労働環境を良くしていこうという連帯感や、社会インフラを支える仲間としての絆を感じられるのは、この仕事の醍醐味です。
料理、日本酒、ツーリングにゴルフ。
アクティブに遊び、自由に暮らすが実現できる環境
プライベートでハマっていることがあれば教えてください
共働きなので家事は積極的に分担しており、自分用のお弁当作りも毎朝の日課です。料理動画を見るのが好きで、フライパン一つで手軽に料理が作れるワンパンレシピをよく取り入れています。最近特にハマっているのが茹で魚です。サンマなどを塩分濃度1%のお湯で茹でるだけのシンプルな調理法なのですが、焼くより身がふっくらして絶品なんです!さらに、魚の旨味が溶け出した茹で汁で作るスープがこれまた最高で、本社の上司に教わった美味しい日本酒と合わせるのが至福の時間です。平日はサッと帰り、料理をして晩酌を楽しむ。仕事モードから完全にスイッチを切り替える、私にとって一番のリフレッシュ方法ですね。
素敵な習慣ですね。他にも趣味はありますか?
根っからの乗り物好きなので、休日はじっとしているよりも外に出ることが多いですね。天気の良い日はバイクでツーリングに出かけ、風を感じて走るのが好きです。また、ゴルフも大切な趣味の一つです。会社の仲間と行くこともありますし、妻と一緒にコースを回ることもあります。平日はどうしてもオフィスワークで座っている時間が長くなるので、休日は意識的に体を動かしてバランスを取るようにしています。芝生の手入れや打ちっぱなしでゴルフ練習をするときなど、無心になって何かに打ち込む時間は、心身の健康を保つために欠かせない投資だと考えています。
自分なりのワークライフバランスを保つ秘訣やルールがあればぜひ教えてください
「明日の仕事は明日やる」と割り切り、なるべく家に仕事を持ち込まないのが私のルールです。オンとオフの境界線を曖昧にせず、休むときは徹底的に休む。そうすることで、また月曜日から新鮮な気持ちで仕事に向き合えます。最近は新しいことにも挑戦したくなり、タブレット端末を購入しました。少し時間ができたら、以前から興味があった語学学習にもチャレンジしてみたいと密かに計画中です。年齢を重ねても好奇心を失わず、仕事も遊びも学びも、全部楽しみたいと思っています!欲張りな性格なのかもしれませんね(笑)。
目下の目標は、ゴルフでの下克上!
社内のゴルフコンペにも参加しますが、現役運転士の方々は空間把握能力や瞬発力が高いのか、ゴルフも上手い方が多いんです(笑)。今はまだスコアで敵いませんが、まずは本社職員の仲間内だけでもトップを取りたい。いつか見返してやろうと、密かに練習場で打ち込んでいます。負けず嫌いな性格なので、遊びでも本気になってしまうんです。
「生きた知識」を受け継げる環境を守り、
チームプレーで安全運転を届け続けたい
これからどんなことに取り組んでいきたいですか?
運転士は体が資本の仕事ですから、喫煙率の低下や残業時間の適正管理など、健康経営を当たり前の文化として定着させたいと考えています。運転士が心身共に健康であってこそ、初めてお客様の安全を守ることができます。2025年3月には健康優良法人2025(大規模法人部門)の認定を受けましたので、引き続き社員が長く、安心して働ける会社にすることが労務担当としての今の私の使命です。
またいつかは所長になり、営業所全体をマネジメントする夢も失ってはいません。私はやっぱり人が好きなんです。現場に近い場所で社員一人ひとりと向き合い、プロの誇りを持った社員たちが、遺憾なく力を発揮できる最強のチームを作りたいです。
改めて相鉄バスの強みや魅力はなんだと思いますか?
当社の強みは、何十年もハンドルを握るベテラン運転士たちが培ってきた職人技と、仕事に向き合う高いプロ意識です。彼らは単に運転するだけでなく、運行におけるあらゆる状況を予測し、渋滞時の抜け道や気象変化への対応など、長年の経験に裏打ちされた生きた知識を持っています。AIには代替できない生きた知識は、まさしく誇るべき技術であり、営業所内での情報共有として受け継がれていきます。そうしたベテラン魂や、濃いコミュニケーションが生むチームワークの文化は、どんなに時代が変わっても組織の根幹として残していきたいですね。
最後に求職者に向けてメッセージをお願いします
入社前に抱いていたイメージと、実際の仕事との間にはギャップが生まれることもあるかもしれません。しかし当社の仕事は長く続けていくうちに、その都度、新しい発見や学び、そしてすばらしい仲間との出会いがあります。
バス運行はチームプレーであり、決して一人で完結する仕事ではありません。新しく入る方には、わからないことは遠慮なく周りの先輩や仲間に頼り、巻き込まれることを楽しむ姿勢を持ってほしいです。そうやって揉まれながら信頼関係を築ける方なら、この仕事の深みと面白さに必ずハマれるはず。情熱を持って、私たちと一緒に相鉄バスの未来を繋いでいきましょう!
当記事の情報は取材時のものです。