女性活躍座談会
自分らしくあるために、選んだ運転士の仕事
男性社会と思われがちなバス運転士の世界ですが、今相鉄バスでは多くの女性が活躍しています。さまざまな年代・境遇の4人が集まり、運転士の仕事に抱いていた思いや、実際に働く中で感じる魅力について、率直な思いを語り合いました。
M.O.
横浜営業所 運転士
2023年 キャリア入社
前職:テーマパーク従業員
接客業を中心にさまざまな職種を経験したのち、家庭の事情で退職。
ブランク期間を経て「誰かのためになる仕事がしたい」と考え、未経験ながらバス運転士の道を選ぶ。
A.S.
横浜営業所 副班長運転士
2022年 キャリア入社
前職:美容師
専門学校を卒業後、美容師として勤務したのち結婚・出産を経験。再就職をする際に、自分が本当にやりたかった大型自動車の運転業務を志す。2024年から副班長運転士を務める。
K.Y.
綾瀬営業所 副班長運転士
2021年 キャリア入社
前職:動物施設勤務
牧場勤務だった前職で重機を扱った経験から、大きな乗り物の運転に興味を持つ。入社後は後輩をサポートするために自分の技術向上に励み、副班長運転士に昇進した。
N.I.
綾瀬営業所 業務係
2017年 キャリア入社
前職:タクシー運転手
タクシー運転手を17年間務めたのち、憧れだったバス運転士の仕事につくため相鉄バスに入社。副班長・班長運転士を経て、現在は営業所の業務係として勤務している。
CHAPTER 01 バス運転士の仕事だから、実現できることがある
私とA.S.さんは同じ営業所勤務なので顔見知りですが、違う営業所の皆さんとお会いすることは珍しいですね。この中では私が一番新人ですが、皆さんはどうして運転士になろうと思ったんですか?
私は以前美容師をしていたんですが、本当にやりたかったのは「大きな乗り物のドライバー」。両親に反対されてかないませんでしたが、結婚と出産を経て今度こそ自分の好きなことを仕事にしたいと思ったんです。そんなとき、ふだん利用する相鉄バスで女性運転士のバスに2回連続乗車して「この人たちみたいにバスを運転したい!」と挑戦を決めました。今は副班長運転士にもなって、これから入社する人や自分の娘にも背中を見せられたらなと思っています。K.Y.さんも私と同じ副班長ですよね。
はい、今年から副班長運転士になりました。私はもともと動物関係の仕事についていたんですが、体調の関係で続けることが難しくなってしまいました。他にやりたい仕事が見つからない中で、前職で重機を取り扱った記憶から「大きな乗り物が運転したい」と思うようになりました。合同説明会に参加したものの、当時は普通免許を取ったばかりで、大型免許取得の年数が足りずすぐに働くことはできない状態。そんな私に、一番丁寧に対応をしてくれたのが相鉄バスだったんです。福利厚生が充実していて待遇がよかったことも後押しになりました。
待遇は大切ですよね。私はバス運転士に憧れて転職しましたが、相鉄バスを選んだ理由の一つは条件がよかったこと。それまで勤めていたタクシー運転手の仕事はどうしても給与面が厳しくて、将来のことを考えて一念発起したんです。今は新たなキャリアステップとして登用試験にチャレンジして業務係となりましたが、安定した環境で大好きな運転ができて、お客様と触れ合える運転士は私にとって天職でした。
運転士の醍醐味はやっぱりそこですよね。私がバス運転士になろうと思ったのは、幅広い人と触れ合える一番身近な「まちの福祉」だと感じたから。実は私は乗り物酔いしやすい体質で、バスが嫌いだったんです。でも相鉄バス沿線に引っ越して利用するうちに、酔わなくなった自分に気づいてびっくりしました。当時は「誰かのためになる仕事がしたい」と漠然と思っていたタイミングだったので、就職先はやさしい運転と接遇ができる相鉄バス一択でした。
CHAPTER 02 「ありがとう」を贈り合える関係が、運転士の宝物
乗務中にいただいた言葉は、きっとお客様が想像する以上に運転士に届いていますよね。私が運転士の頃、ご乗車の際に毎回「ありがとうございます」とお伝えしていると、そのうちお客様から先に「ありがとう」とお声がけいただくようになって、思わず感動しました。「いつもやさしい運転をありがとう」と褒めてもらえるのもうれしいですし、お子様から「今日は女の子の運転士さん」と言われテンションがあがったこともありました(笑)。
お客様からいただける声は、私たち運転士の活力になっていると思います。「あなたのバスを待ってたの」と言われたときは、もっと頑張ろうって気持ちになりますね。朝は急いで出勤していくお客様、帰りは疲れて乗ってくるお客様と、その時々に合わせてねぎらいのお声がけをすることを心がけています。
最初は「新人運転士」として見られているところから、私のことを覚えていただいて、だんだんと顔見知りの輪が広がっていったとき、運転士の楽しさを感じます。「また乗りたい」と言ってもらえたり、海外のお客様をご案内したり、小さなお子様と交流したり…やりがいは本当に多いですね。
車内アナウンスをしたときに、小学生の男の子が「女の人も運転士になれるんだ」と言っていたこともありました。まだまだ認知度は低いかもしれませんが、目立つからこそお声がけいただける機会も多いのかなと思います。運転を褒めてもらえることもあれば、ご意見をいただくこともありますが、それも自分の糧にして成長していきたいと思っています。
CHAPTER 03 支え合える安心感が、安全な運転にも繋がる
仕事は楽なことばかりではないですが、辛いことがあれば営業所の皆さんが励ましてくれます。話を聞いてもらい、自分を立て直せる環境があるのがうれしいですね。
運転士はバスという社会インフラに欠かすことができない仕事だからこそ、仲間同士や会社からのバックアップが重要です。体調管理の面では、相鉄バスは医療費の補助制度があったり、生理休暇など女性の活躍を後押ししてくれる制度があることも安心感に繋がっています。
私は運転士の頃、心身を鍛えようとジョギングをしたりしていました(笑)。でも、相鉄バスは公平な会社。性別で不当な扱いを受けたことや、社員同士の軋轢もありません。みんなで助け合う環境が整った会社だから、働き続けることができたと思っています。
私が思う一番の福利厚生は、有休が取りやすいこと。体を動かすのが好きなので、休日はゴルフの練習にいったり、最近はボディボードにも挑戦しています。気持ちを切り替えることも大切ですね。
お休みが取りやすいのは子育てでも助かっています。子供の行事などもちゃんと休めましたし、心身共にリフレッシュする機会にもしています。時間ができたら温泉やスパ、岩盤浴にも行きたいですね。
運転士の仕事は人の命を預かる責任がありますし、皆さんのいう通り大変なことも多いですが、困ったときには経験豊富な先輩や運行管理者に相談できるので、抱え込まないで済んでいます。
私も、体調がどうしても優れないときがあるので、休暇制度に一番助けられています。一度、副班長の役割を果たそうと体調不良にもかかわらず無理に出勤して、ミスをしてしまったことがありました。安全な運転のためにも、無理せず休むこと、そのための制度があることは本当に大切。遠慮せずに休む分、他の方のお休みのために休日出勤は積極的に対応しています。自分の体調だけでなく、お子さんの熱が出てしまったり、家庭の事情などでお休みを取る方も多いですから。
CHAPTER 04 大きなバスの運転は誰でも不安。挑戦するあなたに伝えたい
これから入社する方は、私たちと同じように未知の世界への不安でいっぱいだと思います。でも、「バスの運転士になりたい」という気持ちがあれば、どんな方でも大丈夫。完全未経験で入社して、働き続けている私が身をもって証明します(笑)。私もまだまだ成長途中なので、新しい仲間と一緒にサポートし合いながら頑張っていけるとうれしいです。
やっぱり大きいバスを運転する仕事は、なかなか興味だけで飛び込むのに勇気がいりますよね。私が伝えたいのは、その不安な気持ちは入社してから払しょくできるよ、ということ。研修もしっかりしているし、運転技術や接客スキルを高めてくれるやさしい先輩がたくさんいるので、ぜひ挑戦してほしいです。あなたの素敵な笑顔とやさしさで、一緒に地域を支えていきましょう。
運転士業界は年齢層が高めなので、しり込みしてしまう方もいるかもしれません。ですが、ベテランの運転士は若手を子どもや孫のようにかわいがってくれたりします(笑)。会うたびにお菓子をくれる方もいらっしゃったりして……。私自身も、後輩をしっかり支える先輩運転士に成長していきたいです。
私は相鉄バスでの仕事が本当に楽しくて、もっと早く転職すればよかった、と後悔しているんです。だからこそ今ちょっとでも興味がある人は、ためらわずにチャレンジをしてほしいです。そこから学べることがたくさんありますし、皆さんあたたかく迎えてくれる職場なので、ぜひ飛び込んできてください!